イントロダクション

introduction

「少年オルフェ」は、11歳のすすむ少年を主人公に、妹ふう子に対する純真無垢な兄妹愛を描いた物語です。この作品は、ギリシャ神話のオルフェウス伝説を元にしており、児童文学作家米沢幸男が手がけ、兄妹版として生まれました。1962年、第三回講談社児童文学新人賞受賞作です。天沼裕子が作曲したジングシュピール「少年オルフェ」では、舞台化にあたり一部内容が改変されています。

ストーリー

STORY

<地球上のすすむ>

 ある町のはずれに、すすむという11歳の元気いっぱいの少年が住んでいました。すすむにはふう子という、7歳の可愛らしい妹がいました。彼らは毎日一緒に仲良く遊んでいました。ところが、ある日、ふう子が重い病にかかり、命を落としてしまいます。わずか7年しか生きられなかった妹の死を受け止められないすすむは、呆然として、近くの広い原っぱに向かいました。そこで、すすむ少年はひとり黙々と、ふう子が生き返るよう祈り続けます。そのとき、彼の目の前に突如、ロケットのような物体が現れました。すすむは何かに促されるようにそのロケットに乗り込むと、瞬く間に宇宙の彼方へと連れて行かれました。

見どころ

highlight

純真無垢な兄妹愛の奇跡の物語を、作曲と指揮に卓越した才能を持つ天沼裕子が、ドイツのベテラン演出家、優秀な歌手陣、俳優陣、そしてスタッフと協力して、モーツァルトの「魔笛」のようなジングシュピール(歌芝居)形式として上演します。
皆さま、ぜひご期待ください!

キャスト&スタッフ

cast&staff

すすむ
鳥尾匠海

ふう子/女官
実川裕紀

ロケットガール A
藤真歩

ロケットガール B
丹呉由利子

天沼裕子

YuukoAmanuma

天沼裕子(指揮者・作曲家)のプロフィール

指揮者、オペラ作曲家、歌手コーチ。金沢のOEK初代常任指揮者。その後、ドイツ各地の歌劇場勤務を経て、2005年、ヴュルツブルク音楽大学教授就任。指導した学生の数は300余名。現在、同大終身教授の称号を持つ。バーンスタインに初見力を買われ、氏の指揮ピアニストになる。武満徹に「テアトリカルな指揮は特筆すべき」と称された。

趣味はダンス。ダウジングと水脈探しはプロ級。好きな歌手は玉置浩二と70年代のバーバラ・ストライザンド。好きな芸能人はみうらじゆん。尊敬する女性はハンナ・アーレント、ビンゲンのヒルデガルトとアンゲラ・メルケル(ドイツ元首相)

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